「リテラシー」&「ファクトチェック」

「リテラシー」&「ファクトチェック」

現役学校教師の「literacy」&「fact check」ブログ

事実を突き付け、事実を引き出す=価値がある。


登場した当初は、とても清新なイメージで、これまでの官邸のあり方や記者会見のあり方に一石を投じてくれるものだと期待していたのですが、最近の言動は質問時に事実に基づかないものや思い込みと言われても仕方のないものが多く(まぁ多かれ少なかれ「暗黙の真実」であったり、時間がたてば真実になっていることが多いのですが)、単に記者会見が混乱したり、無駄に時間がとられたり、官房長官から「仮定の質問・事実に基づかない質問には答えられない」と一蹴されてしまうような内容が多く、残念です。

 

ここでよく「ネトウヨ」批判をしていますが、こうなると「ネトサヨ」状態です。

まぁ東京新聞は、産経ほどではありませんが(左に)偏った論調(除・長谷川幸洋氏)で有名ですが…

 

何度も書いていますが、新聞を含め、マスメディアの最大の使命は、

 ・事実のみを、ありのまま、正確に伝えること

 ・記事やニュースソースに自分や社の主義・主張や思い込みを混ぜないこと

  (混ぜるなら「解説」や「社説」で)

 ・仮に主義・主張や思い込みを書くなら、読者に判断をさせやすいよう、

  賛否両論を併記した内容とする

 

質問自体がこの3つに反していれば、マトモな返答や評価が返ってくるわけがありません。

今回の記事も、産経以外でもニュースや話題にされてしまっているということは、この3つに反していることからも明らかで、いかに異常かということです。

 

それまでの官房長官の記者会見は、政権側(官房長官)に「忖度」し、当たり障りのない質問に終始したり、厳しい質問をして官房長官にうまくかわされて終わり、という異常な状態であったこともわかりました。

しかし、前回の山尾氏も含め、仮に結果的に素晴らしいこと・正しいことをしているとしても、またいくら人物的に素晴らしい方だとしても、方法や過程が誤っていると、正当な評価はされません。

ぜひマスメディアに身を置く方として、正当な方法で、我々が望むような事実のみを明らかにしてほしいものです。