自分で自分の「非」を認められないと、「非」は直らない。
この社の素晴らしいところは、正義感が強い?ので、たびたびこのような企画をやるところ。
そしてそれで自分たちのやっていることはさておき、他者を攻撃することで自分たちの立場を正当化し、不必要な言動を加えて「ネトウヨ」を煽るパターンです。
記事を提供した側としては「間違いを正した」「してやったり」とでも思っているのでしょうが、内容には素人からでも論破できるような「甘さ」があるところ。
だから、今回ターゲットにされている、対極:朝日新聞ともども、ネットでさらされるわけです。
朝日の場合は、右派からを中心に、過去の悪行からガッツリ叩かれて、何をやってもダメなくらいの「レッテル貼り」「印象操作」が行われています。
一方、産経の場合は、もはやネタ扱い(笑
朝日も産経も、どっちもヤバいんだって。。。
この検証も素晴らしいのですが、何より面白いのが「世論調査で3位だった『北朝鮮・安全保障』を、取り上げ行数で調べたら、意外に朝日が2番目に多くて強くツッコめないから、書いている内容をツッコむ」(笑
論調にまでケチつけるって、それは同じマスメディアとして自己矛盾を感じないのでしょうか。
もう何してもツッコむんですよ…「レッテル貼り」「印象操作」って怖いですよね、安倍首相。
3位のものにそれだけ注力した自分たちはどうなの?という反省は、どこにもない。
もしくは、「レッテル貼り」&「印象操作」と、「日本はやばいんだ!」という正義感でかき消されている。
「上」から始まった企画が、いきなり3位のものから検証が始まるというのも不思議でね…
で、「中」が森友・加計、「下」が憲法改正…
1位の消費税はどこ行った?
何か意図的なものを感じます…
そして、最後に読売新聞の世論調査の結果を持ってきて、「若年層の興味は高い」。
まるで世論の代表のような論じ方をしていますが、いやいや、「仲間」の新聞のアンケート結果だというのは置いておいて、若年層以外はどうなのよ?
そもそも新聞というメディアは、若年層以外の年齢層の方が多く読んでいるはずですが?
投票率も若年層の方が低かったですが???
最後に「ファクトチェック」がどうこうと書いています。
これは、安倍首相も誤解しているのではないかと思いますが、新聞には「事実ではないことが書いてある」ことはほとんどないんです。
書かれてあることは、「ほぼ」事実です。
では、何が問題なのか。
1.事実の書かれている分量や触れ方が違う(社風、表現の自由で許容範囲)
2.事実がすべて書かれていないことが多く、それが事実誤認を招くことが多い(朝日に多い)
3.事実プラス想像・印象・願望が付け加えられ事実誤認を招くことが多い(産経に多い)
なんです。
で、後者2つが悪質なんですが、どっちもどっちなんです。
で、個人的にどちらが許せないかと言えば、いつも言っているように、物事の本質から目をそらさせ、不必要に世論を扇動し、「フェイクニュース」につながる「3」なんです。
まぁ、産経がこうやって大々的に報道したことを、与党側も感謝していることでしょう。
これは「事実」ですよね。
ただ、おそらく話の一部を切り取って記事にしたわけですから、「事実がすべて書かれていない」可能性がある。
今回の発言は、「失言」というより、この方おなじみの、表現する場を間違った「素直な感想」ですよね。
事実、脅威があり、それもあって解散し、選挙で勝利したわけですから。
しかし、政治家、しかも閣僚の公式発言から「左翼」という「レッテル貼り」が出るとは…古いなぁ~
まぁ御年77歳だもんなぁ・・・