「リテラシー」&「ファクトチェック」

「リテラシー」&「ファクトチェック」

現役学校教師の「literacy」&「fact check」ブログ

事実のみを平等に、視聴者に複雑な思いをさせない。


記事を書いた水島氏は、日本テレビで活躍して、そこから大学教授へ転職した異色の経歴の持ち主です。

もともと日本テレビに在籍していた時から、独特な視点のドキュメンタリー番組にかかわっていたり、報道番組で今でいうコメンテーターのような立場で独自視点で語っていたりと、個人的に注目していた方でした。

 

今回の記事ですが、私はこの番組を偶然途中から見た(&途中で見るのをやめた)のですが、見るのをやめた理由は、水島氏が書いている「3」の部分を少しだけ見て、この番組に疑問を抱いたからです。

 

特定の政党の放送時間が多いとか、首相と総裁の区別とか、という視点ではありません。

そもそも、この番組自体、選挙前日に必要だったのでしょうか。

この番組の意図は、何だったのでしょうか。

私は途中から見たのですが、少なくともその意図がわかりませんでした。

 

もし、有権者に投票を促す意図で放映したとするのなら、「3」の部分は視聴者の情に訴える部分が多く、視聴者に複雑な思いを与え、不要かつ不適切だと感じました。

私が最も違和感を感じたのはこの部分でしたが、一方でずっと見てしまった部分でもあります(笑

 

しかも、仮に放送するなら、厳に公平性が求められる内容であるはずです。

政策や選挙に関するものではなく、プライベートかつプライバシーにかかわる部分は、それがそのまま投票行動に直結するのは決して望ましいことではないはずです。

選挙後の放送の方がよかったのではないかと思います。