「リテラシー」&「ファクトチェック」

「リテラシー」&「ファクトチェック」

現役学校教師の「literacy」&「fact check」ブログ

右派の言動はなぜ荒い&粗いのか。

 

仮にもマスメディアで活動して飯を食っているいる著名人が、公職として働いている方々に対して、他の記事を含め、「バカ」や「ポンコツ」、「ガラクタ」などという表現で、公共のメディアで罵倒する神経と意味が、私には理解できません。

 

しかも文章には、ところどころ自画自賛(自慢)や宣伝が入っている。

気分よく書き連ねているんだろうなというのは想像できますね(笑

そんなに偉い方なんですか?

SNSの「いいね!」をこんなに真に受けます???

 

過激な表現を用いることで、左派をひどく愚弄するだけでなく、同じ右派を過度に刺激し喜ばせている、そしてそれがマスメディアの在り方や政治の正道から外れ(外れさせ)ていることを理解しているのでしょうか。

故意にやっているとしたら(故意でしょう)、困ったものです。

 

今回の批判対象が、もはや誰・どこを指示しているかは明らかですが、固有名詞を出していないから、名誉棄損には当たらないというのでしょうか。

 

 

 

話題となった「ニュース女子」問題でも、何が問題かわかっていない。

例えば、「高江は反対運動が激化し、危険でメディア取材ができない」人もいれば、できる人もいる。

「~できない人もいる」んだから、そう書けば(報道すれば)いいのです。

沖縄の問題がナーバスで、立場や主義主張により論調が異なることは、マスメディア関係者のみならず、沖縄県民以外でも知っていることです。

それを、司会の立場でありながら一方的な見解に終始し、「ファクトチェック」がなされていない想像や伝聞の内容を取り上げる。

それを指摘されたら、「私は一司会者として参加していただけで、制作側のことはコメントしかねる」。

 

所属する新聞社から謝罪コメントが発表された(私はこれ自体が不要だと思いましたが、これ自体も中途半端なだけで不要だと思っていますが…やるなら解雇のみ)ら、これも右派がよくとる手法ですが、右派系メディアで長文の独占手記を発表し、「言論の自由を脅かす」「北朝鮮か」と自分が所属する新聞社を批判するだけでなく、新聞社の内部事情や、自分の新聞社の社員や他の新聞社や論説委員、ジャーナリストまでをも登場させ揶揄・批判するという「論理すり替えで他者を貶め自分をよく見せる」。

放送内容をデマだと論評したジャーナリストの青木理氏に対して、「ネットで検索すればわんさか事実が出てくる。指摘はデタラメだ」、「新聞やテレビが報じないから、青木氏は知らなかっただけかもしれない。そうだとすれば、ジャーナリストとして、まったくお粗末だ」。

自分で勝手に「~かもしれない」と想像し、他者を「お粗末だ」と切り捨てる。

恐ろしい。

青木氏が左派の論客だということを知った上で書いているんでしょうが、相当なイヤミですよね。

「あの人は○○かもしれないよね~怖いよね~」と言われ、「○○」が真実ならまだしも、真実でなかったら大問題ではないですか?

 

ネットで検索してわんさか出てきたら事実であれば、「フェイクニュース」などこの世に存在しません。

しかも、沖縄の問題がナーバスで、立場や主義主張により論調が異なるわけで、ネットに転がっている記述や画像も多種多様。

それらをネット検索ですべて事実と認定するんですか?

 

自分を批判する人を、「現場を知らないで批判する無神経な人種」…ではあなたも議員や都知事を批判できませんよね。

しかも、ここで「人間」ではなく「人種」という言葉を使う…人となりがうかがい知れます。

 

 

最後にはなぜか「反対派に迎合して、都合の悪いことは報じない。」などと、左派メディア批判で終了しています。

これもよくある論調で辟易しているのですが、「AとBの両論あって、世間(左派メディア)ではAしか報道していないから、われわれはBを報道したんだ・バランスをとったんだ」などという…今回、バランスは取れていませんよ。

だから問題になったんですよ。

 

右派メディアで左派メディアを批判…ではお願いします。たまには左派メディア(ご自身が所属している東京新聞はどちらかといえば左派ですが)で右派メディアも検証してくださいよ。

産経新聞とか、面白いですよ。

 

 

 

真実は1つですか?(今回は内容的に1つであるはずがないのは明白)

事実確認は万全でしたか?(=噂や伝聞情報、想像を混ぜ込んでいませんか?)

関係者の立場すべてを取材しましたか?(今回のニュースで言えば2者は絶対)

自分の目で確認しましたか?(「~であるという」「~のようだ」なんて論外)

このような賛否両論ある話題、対立構造の話題について報道する際は、事実のみを、両者の視点で触れることが公共性・公平性に即していると思うのですが?

これが「左派の好きなきれいごとと建前」ですか? 

どれも当たり前のことではないですか? 

過激な表現や論点ずらしを行うことで、大切なことの本質がぼやけてしまうのではないですか?

政治不信の原因では? 

 

 

 

ないとは思いますが、仮にご本人がこのブログを見たら、おそらく「こんな一市民の低レベルな妄言に付き合うほど私も暇ではないのだが、あまりにも内容が一方的でこっちが間違っていると思われると癪だし、ツッコミどころが満載だし、偶然時間があるから、相手をしてやろう」みたいな感じで上から言われるでしょう(笑

でも、私はそう言われても、そんな扱いでもかまいませんよ。

だって、年齢も倍近く年上の方だし、マスメディアで堂々と活躍される方を尊重しますから。

尊敬はしませんよ(笑

 

 

 

事実を冷静に取り上げ、論調するマスメディア、論客はいないのでしょうか。

そんなことだと、某サイトで「その時その時の権力を傘に語る人」「政権の御用聞」などと言われてますよ。

 

私は、右派(極右を含む)の主張には理解できるものが多いのですが、このような人たちが多いことに辟易しています。

しかし、それではダメだ、世の中がおかしくなる、自分自身がおかしくなると思い、このブログを続けています。。。

 

 

手記の中で「ネットとマスメディアがかい離している」と書いていますが…両方で活動しているこのような責任ある、影響力のある立場にいる方が、かい離を止めるよう、市民(社会)の「リテラシー」を高めるよう動いてほしいと思うんですが…