さぁ、新たな時代へ…本当の「希望」を。
おおむね選挙前の世論調査通りの結果と言えるのではないでしょうか。
希望の党が予想以上(予想通り?)に苦戦していますね。
選挙区によっては共産党にも後れを取っている…しかも、おひざ元の東京都の選挙区で票が伸びていないのは厳しいですね。
しかも、これは予想通り(予想以上?)、自公以外の票をまとめれば勝てた選挙区も多い。
希望の党と立憲民主党の票を合わせたら自公に勝てた選挙区もありました。
自民党は小選挙区と比例代表への重複立候補に年齢制限があり、「大物が」比例に重複立候補していない選挙区もありますから、うまくやればプラス1とマイナス1で効果倍増だったのですが、こうも野党が割れるとそれも厳しいですね。
多くの野党(候補)が「安倍一強」という言葉を使っているということは、世論調査の結果でも出ていたように、「自民党はよいが、現政権に不満」だったわけです。
「政権交代を可能にする2大政党制をもう一度」という前原氏の判断は、考え方によっては「野党(しかも乱立)よりは自民党の方がよい、自民党(候補者)へ投票しよう」という考え方もできます。
結果的に逆ベクトルとなり、失敗だったと言わざるを得ないでしょう。
「排除」発言で野党再編のきっかけは作ったものの、結果的に逆効果だったわけで、小池氏の責任も大きいですね。
よく考えれば、「排除」発言と「こんな人たちに負けるわけにはいかない」は同じようなものですから…
さて、今後の政治を見ていく上で、私個人の考え(政策)を5つ。
優先順位順にまとめます。
1.消費税増税は予定通り進める、ただし議会改革(定数削減・歳費削減)を先に!
民主党政権時の3党合意が、消費税増税も延期され、全く実行されていません。
約束を守れない(守らせられない)2大政党制は不要と考えます。
ねん出された財源は、社会保障費&借金返済(国債費減)&「2」へ。
2.原子力発電は即時完全凍結、新エネルギーへ積極的に移行!
北朝鮮の脅威と言っていながら、例え間違いでも狙われたら元も子もありません。
大胆に予算をつけて、新エネルギー源への移行を行いましょう。
多少の損が発生するとしても、外国からの輸入は致し方ありません。
3.全方位型で内需・外需拡大の経済政策!
企業視点の経済政策で企業は増益、株価は上がりましたが、市民には還元されず。
幼児はまだしも、高等教育(=学びの押し付け)無償化は不要です。
選択定年制などを導入し内需拡大、輸出促進で外需拡大を目指しましょう。
4.憲法改正を粛々と進める、ただし特定条文にはとらわれず・現首相下では反対!
与野党(この分け方もそろそろやめたい)で期限を設け、議論しましょう。
9条だけでなく、解散権の部分などにもメスを入れていきましょう。
ただし、現首相は権力・影響力が肥大化し、議論が「偏向」する恐れがあります。
5.中選挙区制の導入・比例代表制の縮小(重複立候補なし)または廃止!
「1」にも書きましたが、日本のような「和」の国には2大政党制は不向きです。
政策ごとのパーシャル連合を視野に、政治不信脱却を目指します。
政党や枠組みにとらわれな、政策・議員本位の議会・政治づくりへ。
議員数は、おおむね各都道府県1~3名減。
現在2~3区しかない県を1区にすることをベースに。
どの政党の考えとも完全には一致していないことがお分かりいただけるかと思います。
だからこそ、もう「保守」だとか「リベラル」とかいう古い分け方は、使い方も間違われていますし、やめるべきだと思っています。
個人的には、これで現政権(というか首相)が信任されたということになってしまう状況に不満はありますが、政治は「速さ(早さ)」、「柔軟性の中に一貫性」、「スクラップ&ビルド」、そして「結果(実績)」だと思っていますから、この「結果」を受けて私たちは、最長4年、新たな政権を見ていきましょう。
さぁ、新たな時代の幕開けです。
見せかけの希望ではなく、本当の希望へ向けて…!!!