「リテラシー」&「ファクトチェック」

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現役学校教師の「literacy」&「fact check」ブログ

左派?、右派?、リベラル?、…そんなこと言ってるから…

今回の選挙関連報道でも、さかんに取り入れられている、これらの言葉。

ざっくりいうと、こんな感じでしょうか。

 

 ・左派:社会主義共産主義自由主義・反政府主義的

     (他の呼び方で言うと…革新・左翼)

     <日本の政党で言うと…社民党日本共産党立憲民主党(微妙)>

     【新聞:朝日・毎日・東京、放送:テレビ朝日・TBS】

 ・右派:民主主義・資本主義・国家主義

     (他の呼び方で言うと…:保守・右翼)

     <日本の政党で言うと…自民党希望の党(微妙)>

     【新聞:産経・読売、放送:フジテレビ、日本テレビ

 ・リベラル:(今の日本では左派的な扱い…本来は違うはずだが…)

 ・中道:(すっかり語られなくなったなぁ…)

 

もうね、こんなくくり方、時代に合わないから、やめて方がいいと思うんですよ。

だって、各党の政策を見たら、例えば自民党は右派の政党だから、掲げている政策がほぼほぼ右派的かというと、そうとばかりも言えないわけです。

選挙の候補者や党員だって、すべて思想が統一されているわけではありません。

各々の思想はあれど、どこかの1点で政党に参加、もしくは他の考え、例えば今回の選挙でも見られる、いわゆる「太いものに巻かれろ」的な考えで政党に参加、しているに過ぎないとも言えます。

 

マスメディアでは、できるだけわかりやすく解説しようと、この「分類」を多用していますが、それが政争の具となり、政党内・間でもめたり、国民に政治をわかりにくくし、国民の政治不信につながっている気がします。